「シビックプライド」とは?地域コミュニティの活性化につながる都市の課題解決に向き合う姿勢

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現在、「シビックプライド」を持って、地域活動に取り組む全国各地の事例が増えています。シビックプライドとは、シビック(市民の、都市の)+プライド(誇り)を合わせた言葉。

まちづくりやコミュニティデザインの活動に取り組む人々の間で、注目を集めています。今回は、この街を豊かにするためのキーワード「シビックプライド」について詳しくお伝えしていきます。

シビックプライドが地域コミュニティを活性化する

19世紀イギリスの都市で扱われていた「都市に対する誇りや愛着」

シビックプライドをもう少し詳しく説明していくと、もともとは19世紀イギリスの都市で扱われていた言葉で、「都市に対する誇りや愛着」といった意味を持ちます。

日本にも郷土愛という言葉がありますが、「シビックプライド」は思いだけにとどまらず、その都市の課題解決や、活性化といった、具体的な行動に取り組む姿勢も含んでいるのが特徴です。

例えば、実際にシビックプライドを体現した事例として、ヨーロッパの都市アムステルダムが行った「I amsterdam」キャンペーンがあります。オランダのクリエイティブエージェンシー「ケッセルスクラマー」という会社が主導となり行われた地域プロモーションです。

アムステルダムに暮らす人々の日常を写真で切り取り、そこに「I amsterdam」というロゴを合わせて都市の魅力として発信することで、市民のシビックプライドをかき立てることに成功しました。

またバルセロナでは、都市に人格を持たせるために頭文字「B」をモチーフにしたロゴマークを作っています。普段の何気ない写真に、ロゴマークを入れるだけで、自然とその都市のプロモーションを行うことができます。

参考

ryushiosaki.com

 

www.advertimes.com

シビックプライドのもと地域コミュニティを活性化したプロジェクト

「すでにその街にあるものをどう活かすか」という視点

シビックプライドを持つ人が街に増えると、どんなことが起きるのでしょうか。例えば、地域のゴミ拾いなど、ボランティア活動はシビックプライドがもたらす行動の1つとされています。

誰でも、自分が愛着を持って住んでいる街は、綺麗であってほしいと思いますよね。また自身の住む街に古くからある、公共施設や、歴史的建造物に目を向ける人もいます。シビックプライドが育まれることで、「すでにその街にあるものをどう活かすか」という視点を持つ人が増えるのです。

ここ日本にも、シビックプライドをもとに実施された具体的な事例が存在しています。

例えば、新潟県新潟市上古町の商店街。大型ショッピングモールの出店により、衰退の一途を辿っていたという上古町の商店街ですが、デザイナー自らがデザインしたオリジナルグッズを販売するショップを展開。

空き店舗を利用することで、閑散としていた商店街に活気が戻ってきたといいます。古き良き商店街の温かみも残しつつ、商品や店舗のデザインに工夫を凝らすことで、若者の心も掴んでいるそうです。

参考

「温“古”知新」で若手経営者が集まるカミフル~新潟市上古町商店街~

また富山市では、ライトレールという路面電車が、コンパクトシティの象徴として扱われています。街にある「公共交通まちづくりインフォメーションセンター」で、ライトレールについて理解を深めている地域住民が多いのだそう。

その用途や街での役割を知ることで、ライトレールを利用する人も増えているといいます。街中を一定速度で進むライトレールに乗ると、自然と街の景観が目に入ってきますし、住民の流動性が高まることで、街全体を活性化させるきっかけにもなっているようです。

参考

www.ur-net.go.jp

マチマチを使えば、シビックプライドを持つ仲間を探すことができる

街を良くしていきたいと考える人が、同じ地域コミュニティ内に

地域のために何かをしたいと考える人、暮らしている街を良くしていきたいと考える人が、同じ地域コミュニティ内にいるのなら、つながる機会が増えれば、シビックプライドも醸成されていくはず。

シビックプライドを持つ人が増えれば、その分、都心の課題に対して主体的に動く人は増えていきます。街の課題を解決していきたい、と考えている人は、ご近所SNS「マチマチ」を利用されてみてはいかがでしょうか? 

machimachi.com