各地域の「コミュニティカフェ」から学ぶ、"拠点"を通じて地域住民をつなげる取り組み

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近年、地域コミュニティの中で人々が集まるための場づくりが、建築などのハード、コミュニティデザインなどのソフトの両面から注目されています。

その中でも高い関心が寄せられる「コミュニティカフェ」の存在をご存知でしょうか?2000年代後半から日本全国に作られており、地域コミュニティの核として運営されています。「聞いたことはあるけれど、実際には行ったことがない」「どんな人が来ているの?」という方も少なくないかもしれません。「コミュニティカフェ」とは一体どんな場所なのでしょうか。

地域コミュニティの“たまり場”「コミュニティカフェ」

「コミュニティカフェ」とは、「地域社会の中で『たまり場』『居場所』になっているところの総称」です。(出典:http://blog.canpan.info/com-cafe/)2000年以降につくられた場所が多く、NPO法人や個人、任意団体が運営しています。

「カフェ」という名前の通り、飲み物や食事を食べられるところがほとんど。その他に、展示スペースや地域の人々が作った商品の販売スペースを設けているところもあります。

普通のカフェと異なるのは、地域活性化や保健福祉といったテーマを掲げ、イベントやワークショップを行っているところが多いことです。高齢者や子どもまで、多様な地域の住民が集まることを目指しています。

一方、人々が利用しやすくするために値段が抑えられているところもあり、財源的には厳しい状況のところが少なくありません。また、収益が出ている場所でも、運営スタッフをボランティアが行うことで継続しているカフェもあります。

地域コミュニティの核となる「コミュニティカフェ」は、「地域に貢献したい」「人々が集まる場を作りたい」という地域住民の思いによって運営されているのです。

参考

「コミュニティカフェの 実態に関する調査結果(概要版)」(2011,大分大学福祉科学研究センター)

「コミュニティカフェ」が地域コミュニティのつながりを育む

地域コミュニティにおいて、「コミュニティカフェ」はどんな役割を果たしているのでしょうか。「コミュニティカフェ」の主な利用者は、高齢者や子育て中の母親たち。つまり、社会との接点を求める人たちが、身近な窓口として「コミュニティカフェ」にやってきます。こうした緊急性が低く、小規模な地域コミュニティのニーズは、行政や企業では拾い上げることが難しいもの。「コミュニティカフェ」は、地域社会における準公共的な役割を果たしているといえるでしょう。

また、活動の特性から、まちづくり関係機関や利用者グループと協力関係にある「コミュニティカフェ」が多く、地域の団体との連携や協力関係を生み出す起点にもなっています。

全国各地に広がる「コミュニティカフェ」

全国各地に存在する「コミュニティカフェ」。その中から、関東を中心に活動しているカフェをいくつかご紹介します。

学生スタッフと市民スタッフの協力から成る「caféここたの」

一橋大学の学生が中心となって運営しているコミュニティカフェ。学生スタッフと市民スタッフが一緒になって調理や配膳を行っています。団地の中にあり、団地住民を始めとした地域住民とのつながり作りを積極的に推進。毎月第3土曜日には、住民が自分の趣味を生かした企画を行う「ここたのナイト」を開催しています。

human-environment.com

街づくりの拠点的な役割を果たす「港南台タウンカフェ」

カフェの店内では、小箱ショップやプチ教室、サロンでのイベントなどが開催され、周辺地域のまちづくり拠点的な役割を果たしている「港南台タウンカフェ」。地域情報発信や、地域交流イベントも手掛けており、学生や地域の主婦が主体的にまちづくりに関わるための仕掛けづくりを行っています。

www.town-cafe.jp

地産地消の食材を使った、手作り料理レストラン「ヘルシーカフェのら」

ヘルシーカフェのらは地産地消の手づくり料理やスイーツを提供するレストラン。レストランの奥には多目的スペース「のら広場」があり、ワークショップなどが開催されています。近隣には、シニアのためのものづくり工房「BABAラボ」などがあり、地域の方々の交流の拠点となっています。

healthy-cafe-nora.jimdo.com

地域コミュニティと繋がるコミュニティカフェの活動に「マチマチ」を生かそう

カフェという要素を使って、様々な年代の地域コミュニティの拠点となる「コミュニティカフェ」。地縁団体の衰退が取り上げられる中、これからの地域コミュニティを構築する上で重要な役割を担う場として、引き続き高い関心を集めています。しかし、ただ「コミュニティカフェ」を始めれば人が集まるというわけではありません。

地域コミュニティの核となる「コミュニティカフェ」のための一つのポイントは、「周辺の地域住民へどうアピールするか」ということです。多くのコミュニティカフェは、徐々に参加住民が固定されてしまったり、運営を担う地域住民の確保などに課題を抱えているからです。

例えば、ご近所SNS「マチマチ」のようなオンラインツールを使うと、特に地域やご近所を大切にした生活を送りたい人や、コミュニティカフェのような場に興味がある人と直接つながることができます。また、「コミュニティカフェに行ってみたい!」という人にとっては、地域のコミュニティカフェについて知ったり、事前に行ったことがある人や運営者とやり取りをすることで、より参加のハードルを下げることができますね。

コミュニティカフェの運営に興味がある人も、利用してみたいという人も、ぜひマチマチを使って、「コミュニティカフェ」を通じた地域コミュニティとのつながり作りにトライしてみてはいかがでしょうか?

ご近所SNS「マチマチ」

machimachi.com